おいしさの基本となる健康な牛を育てるため、14種類のハーブをブレンドしたオリジナルの飼料を開発。東洋の知恵である漢方を肥育の仕上げに約8ヶ月間与えることで、食べる人の健康と肉本来のおいしさにこだわりました。
人の自然治癒力を高め、健康を保つ東洋の知恵である漢方には、ビタミンやミネラルなどの栄養がたっぷり含まれています。「人によいものは、牛にもよいはず」。健康とおいしさにこだわり誕生したオリジナルの漢方飼料は、研究を重ねる中で4種類、7種類と増え、今の14種類のブレンドに辿りつきました。
福島県二本松の漢方卵から着想を得た漢方和牛は、漢方飼料を与えることで、牛肉独自の臭みのない肉質はもちろん、牛が生活する牛舎もまた、臭いが少ないのが特徴です。これは漢方が牛の体内から臭いの元を抑える効果があるためです。こうした漢方のよさを取り入れることで、食べる人の健康を考えたおいしさが実現しました。
漢方和牛は、通常の牛脂よりも約10度低い、約21.3度~22.8度の温度で溶ける特徴があります。一般的な人の体温が約36度であることから、食べた人の体内に溜まりにくく、コレステロールが気になる方にも、お腹いっぱい楽しんでいただけます。
牛肉本来の甘みと旨みが豊富な漢方和牛は、そのデータからもおいしさの秘密を見ることができます。赤身の代表格、漢方和牛のモモに含まれるアミノ酸の含有比は、なんと黒毛和牛の1.5倍。また、大豆や昆布の旨みのもととなるグルタミン酸は、約2倍以上にもなります。
旨み成分豊富な赤身と、さっぱりとした後味の上質な脂が醍醐味の漢方和牛。漢方飼料に含まれる「米ぬか」と「えごま」が旨みを底上げし、食のプロも太鼓判を押すおいしさを実現しています。栄養豊富で、頬張った瞬間からふわっとほどけるような、上質な甘みと旨みをご堪能ください。